既存SIerがベンチャーにDisrupt(破壊)される日
下のニュース見て思ったことを、素早くメモっておく。
Fintechが日本で普及したら、その時が大手SIerの再編の始まりですね、と。
ちょっと前に話題になった「20万人月4000億円(約5年)のみずほ銀行の基幹システム刷新」や「11万人月2500億円(約3年)の三菱東京UFJ案件」など、これらの超巨大金融系SI案件が、Fintechで無くなっちゃう可能性がある訳ですから、業界としては戦々恐々ですね。
こういった月に数千人、数百人が動く開発案件が、定期的にあるから大手SIerの存在価値がある訳ですよ。
ベンチャーが生み出す、画期的かつ少数で作れちゃうシステムとは、相性が悪い訳です。
金融、公共、製造業、物流、医療といった巨大SIが必要だった分野は、これから次から次へとベンチャーにディスラプトを狙われ、市場を食われて行く流れです。
じゃ、既存の大手SIerはどうすれば良いのか?座して死を待つのか?
・・・そんな訳ない。
単純な話、現在の日本で大量の技術者を囲っているのはSIerで、そのアドバンテージは本当に大きい。
そこを活かして、ITサービス企業になれば良い訳です。
コンサルティング企業が、デジタルマーケティングの企業へと転身をはかろうとしているように、SIerもITサービス提供企業に転身を狙うべきです。
ちなみに、小中規模SIerは安心か?というと、こちらも大手同様に危ないですよ!
(むしろ大手以上にやばいかも・・・)
クラウドワークスやランサーズなどの、クラウドソーシングが、もっと社会的に機能し始め、SIの分業化・リモートワーク化が主流になれば、小中規模企業を利用するメリットはないですよね?
弊社もそうですが、駆逐されないためには、ITサービス提供企業になるしかないんですよ。
SIerの皆さん!ITサービス提供企業になるための投資、ちゃんとしてますか?
ある日突然来ちゃいますよ、市場を破壊される日が!